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2006年12月11日 (月)

ワーキングプア

NHKの「ワーキングプアⅡ」を見ました。中国の青年が「お金がほしい」と言っていたのが印象的でした。岐阜の中国人研修生の話は岐阜労連の平野事務局長からいろいろ聞いています。彼らの多くはブローカーに莫大な借金を払っている場合や中国の中でも非常に貧しい地域から出稼ぎにきています。

愛労連にもベトナム、パキスタン、インドネシア、ネパールなど様々な相談がきています。これでしかやっていけないほど中小下請け企業への単価引期下げが行われています。

3人のコメントがありましたがくせ者は経済財政諮問委員会の「八代」。NHKでは「最低生活保障は必要」と言っていましたが、彼の審議会での発言はそんなものではありません。彼の口癖は「国際競争力」「効率のよい社会保障」そのための「規制緩和」。以前のTV東京の生番組で「タクシーの規制緩和で年収ゼロだったひとが年収200万円で働けるようになった。しかし格差があるのは400万円で働く正社員が未だにいるから。自由に解雇できるようにすれば全員200万円になって格差はなくなる」と言っていました。隣でニュースキャスターがけげんな顔をしていました。今回そこまで言わなかったのか、NHKが編集したのかわかりませんが、審議会の議事録をみれば彼が解雇規制を撤廃せよと主張している張本人だとわかります。

NHKにはもっともっと現場をみてほしいと思います。

ところで京都や東京のお年寄りがでていましたが、両方とも全労連加盟の「土建」組合の紹介だと思います。NHKは全労連系の組合からしか取材できないことを知っているのに全労連系の組合名は出しませんね・・・・。言い訳は「片方だけだとバランスを欠く」というようですけど。

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今、大もうけの大企業には減税、庶民には大増税。 過去最高益をあげている大銀行が法 [続きを読む]

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