シッコは日本にも
マイケル ムーアのシッコ(もうビョーキ!)を観てきました。
アメリカには日本やヨーロッパのような健康保険がありません。すべて民間の医療保険です。政治家が国民皆医療を打ち出したら保険業界がものすごいネガティブキャンペーンを展開。テレビで徹底した「皆保険=社会主義」宣伝です。ソビエトなどの軍隊の映像がこれでもかと流れる中で、断念させられました。
そう、まるで拉致問題のときに毎回でてくるキムジョンイルの顔やカーキ色した各施設の写真。「日本のマスコミと同じだ」と思ってしまいました。
さて、先日順子さんが敬老会に出たときのこと。
老:「後期高齢者医療(来年から始まる)なんて誰がつくったんだ」
民主党F「私は反対しました」
自民党県・市「あれは国会で」
高齢者の負担額が6000円をこえて1万円近くなる、しかも年金から天引きということがだんだんわかってきて大問題になっています。さらになくなった時の「埋葬料」を入れるともっと高額に。亡くなる方が多いのだから当然これも高くなります。
そもそも75才以上だけを別にした医療保険など成り立つはずがありません。そこで診療に制限が。自由診療という名の金持ち対応制度。それを狙っているのがアメリカの保険会社だとしたら。
規制緩和という名で日本にもシッコ(もうビョーキ!)が上陸してきています。
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