集団自決は軍の命令
大江健三郎さんの著書をめぐる裁判で大阪地裁は集団自決は軍の関与とする判決を下しました。小泉・安倍首相ら「靖国派」の台頭で頭にのった「つくる会」や文科省の教科書検定に痛打を与えました。
私たち名古屋のメンバーも26日、市民と言論シンポ21を開催し「沖縄戦における集団自決と教科書検定」の問題を討議しました。文科省から検定の根拠とされた関東学院の林先生をシンポジストに講演と討論。林先生は集団自決は軍の関与・命令であることを実証し、教科書検定がどのようにしてこれをねじ曲げたか話してくれました。
「執筆者は缶詰にされ、2時間以内に修正を申告しなければならない」「持ち帰って資料を調べ直すこともできない」「そのうえ、そこでの修正が再度不合格なら本全体が出版できなくなる」なかで調査官の言いなりにならざるを得ないような検定の実態を告発しました。
参加した沖縄関係者は「軍の命令がなかったなんて言うのはどんな先生かと思ってきたが、そうではなくて良かった」と話されました。
文科省はますます右傾化し、学習指導要領では君が代をしっかり歌えるように指導するとしています。それなら私たちは「君」とは天皇のことだよ、「天皇の代が千代も八千代も続くように」と歌わされ「天皇陛下万歳」と死んでいったことを子ども達に伝えなくては。
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