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2008年12月29日 (月)

トヨタの足元から「働かせろ」

1 今日は革新市政の会の太田さんとホームレス支援の「第34回名古屋越冬活動突入集会」にいってきました。会場は名古屋駅にあるミッドランドのすぐ側、西柳公園(通称オケラ公園)です。

愛労連のお米200㌔カンパを太田さんいとどけてもらい、たいへん喜ばれました。実行委員会の報告のあと二人であいさつをさせてもらいました。後ろにそびえ立つミッドランドを指さし、「14兆円も儲けておきながら労働者を使い捨てにするトヨタは許せない」と訴えました。

窓に巨大なツリーの形でそびえ立つミッドランドの向こうは名古屋駅はイルミネーションも華やかで、こちら側とはまったく別の世界です。「格差と貧困」の拡大を象徴する08年末です。

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2008年12月26日 (金)

トヨタ専務が共産党本部に

12月24日、トヨタの幹部が日本共産党の本部にいって志位委員長らと会談を行いました。

http://www.jcp.or.jp/index.html

081226 翌日の宣伝でこのコピーをみた、Oさんは「えー、本当?」と驚いたそうです。この会談は共産党からの申し入れで行われたもの。普通は要請に行く側が相手先に要請にいくのが当然でしょうね。これまでトヨタ車体やキャノンも志位さんがでかけました。

企業の方から説明にいくなんて、普通何か悪いことでもして呼び出されるときくらいじゃないですか。もちろん今回はそういう事態ですが。

私は21日のシンポで佐々木憲昭さんから聞いていましたが、トヨタの方から「党本部にいく」と言ってきたそうです。いまマスコミに注目されている志位委員長ですから、なんとしても「本丸入城」だけは阻止したかったのでしょうね。

トヨタの奥田会長は厚労省問題で「マスコミに報復してやろうか」などと発言していましたが、やはりマスコミを恐れているのでしょうね。

今日の中日夕刊「大波小波」にはトヨタ内野過労死問題を特集し「大賞」をとったドキュメント番組のことが書いてあります。「工場側の落ち度や態度を臆することなく取材した」この番組に「最大限の拍手を送りたい」と賞賛しています。

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2008年12月25日 (木)

共産党沖縄県議団が申し入れ

沖縄県には愛知県へ労働者をおくる派遣会社がたくさんあります。いまその多くが出稼ぎ派遣切りにあっています。共産党沖縄県議団から「今日、沖縄県知事に要請書をだした」と連絡がありました。

こうして世論がひろがればと思います。ありがたいことです。

沖縄県知事 仲井真弘多殿

中略

愛知県等をはじめとした本土で多くの沖縄県人が派遣切り、雇い止めにあって、寮からも追い出されて行き場と住む場所も失い路頭に放り出された人が急増している。沖縄県として、愛知県など当該県と協力して、当該県の公共施設などを緊急宿泊所として確保し、炊き出し体制など、災害に準じて人道的な対策を緊急にとること。

沖縄県が設置した県外事務所での相談窓口を、年末年始も対応できるようにすること。

相談窓口では、生活保護の受給ができるように各自治体との連携を強めること。また、沖縄県内でもこれらの方々が生活保護の受給ができるように市町村にてっていすること。

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2008年12月21日 (日)

非正規雇用シンポ

081222 岡崎で共産党の「非正規雇用シンポジウム」があり、私もパネリストの一人として参加しました。竜美丘会館の会場はいっぱいで、いすを運び込む盛況ぶりでした。(赤旗12/22)

パネリストはあかはた日曜版の岡さん、労働総研の大木先生、衆議院議員の佐々木憲昭さんと私、コーディネーターが八田ひろこさんでした。パネリストの報告の後、会場から次々と実態が報告されました。

トヨタでは12月末から1月にかけて休業をいれる予定で「有給休暇をとるように職制から声がかけられている」という話。工場ごとに違うようですが、「本人が合意すれば違法でない」との見解のようですが、あまりにセコイやりかたです。トヨタ車体ではクーリング問題で派遣社員を直接雇用にする約束だったが希望者の多くが断られ、そのうらに日研総業の契約期間変更が使われているようです。

トヨタの期間工からは「寮に一ヶ月いられるようになった」ことが喜ばれる一方、「友人の派遣社員が12月末で切られたが、契約書に『一切文句を言わない』と書いてある」と報告。刈谷市議からが派遣の夫婦が両方切られ、しかも奥さんが病気で生活保護しかないことや下請けで働くJMIUの組合員からは「仕事が3割減った。社長は『来年どうなるかわからん。年末に決断する』と言っている。下請けの実情に応じた融資を」。

他にもハローワークの職員からは「麻生は余分なこと言うな!」と今の職場がてんてこ舞いの状況を報告。住宅相談が愛知は1000件もあったが、補充されたのは各所に非常勤1名のみ。その彼女からも「私は3月まででクビ。私こそなんとかして欲しい」と非常勤が非正規の相談を受け付けている実態も。

愛労連の緊急対策にも役に立つ、緊急事態にふさわしいシンポジウムでした。

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2008年12月19日 (金)

トヨタ期間工に一ヶ月猶予

081217 トヨタは来年3月までに期間工を3000人を減らす計画です。愛労連は11月19日、期間工を寮から追い出すな、ホームレスにするなと要請しました。昨日の新聞に「トヨタ、一ヶ月間退去猶予」と報道されました。(中日12/18)

少しは世論の批判が効いているようです。さらに追い詰めなくては。

北区では三菱電機から切られた派遣社員が相談にきています。17日に北区で派遣切りに抗議するデモが行われ、中日新聞で大きく報道されました。(中日11/18)

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2008年12月17日 (水)

クビ切るな! 生きさせろ! 12.23緊急行動

日系ブラジル人の労働相談に応えているJMIUやふれあいユニオン、ユニオンみえなどの呼びかけで派遣切りや外国人労働者の首切りに抗議する緊急行動の準備会が開催されました。本日の準備会には他のユニオンや労働弁護団、笹日労などが参加し、愛労連も出席しました。

いま日系ブラジル人やフィリピン人などが大量に解雇されていること、期間工・派遣切りで寮を追い出されている問題、ホームレス支援の取り組みなどの実態を交流し、23日の緊急行動について話し合いました。討論では「派遣法を廃止させろ」「トヨタの問題抜きにはできない」「住まわせろ」や「生きていけない」などの意見が相次ぎました。「三河にもホームレス支援施設をつくらせることが必要」など国や県にも要求することを決めました。

23日(火・祝) 11時から 名駅前、西柳公園(おけら公園)集会後ミッドランドの周りをデモ。クビを切られた外国人労働者に多数参加を呼びかけます。

また、期間工・派遣切りの元凶であるトヨタにむけては、愛労連が豊田市・刈谷・知立の3駅で12時から2時まで大量宣伝行動を行います。買い物客の多い駅前で「期間工・派遣切りをやめさせよう」「寮を追い出すな」、期間工や派遣労働者、その家族には「労働組合に入って一緒にたたかおう」と呼びかけます。

25日からトヨタは年末休業に入ります。クリスマスにホームレスを出させない、ぎりぎりのたたかいです。

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2008年12月12日 (金)

世界に発信(英語バージョン)

Temps in manufacturing feel full brunt of slump

Staff writer

The deepening recession is worrying workers nationwide, particularly temporary employees in the manufacturing industry.

According to the latest survey by the labor ministry, 30,067 temp workers have either been let go since October or face the ax by March.

The majority are in the manufacturing sector, accounting for 65 percent. By prefecture, Aichi — home to many auto-related firms, particularly Toyota Motor Corp. — will see the most temp jobs lost, 4,104, by March, the ministry survey shows.

"Toyota shouldn't dismiss temp workers as if they are a disposable workforce. All the company says is that it is doing nothing illegal," said Saichi Kurematsu, secretary general of the Aichi Prefectural Federation of Trade Unions.

"Temp workers lose their place to live as soon as they lose their job," he said, noting that many employers provide housing for them.

According to Kurematsu, 1,465 workers sought job counseling from January to October, compared with 1,300 in 2007 and 800 in 2006.

In September, Toyota cut its 8,800-strong temp workforce to 6,800. The carmaker announced it will cut 3,000 more by March. Toyota's parts-making subsidiaries have also been shedding temp workers, although statistics are elusive.

Toyota is not the exception. Due to dwindling car sales in the U.S. market, major Japanese automakers have slashed more than 14,000 factory jobs across Japan.

Nissan Motor Co. plans to reduce its temp workers to about 500 from 2,000, while Honda Motor Co. has decided to cut about 270 temp workers at its Saitama plant at the end of December.

Isuzu Motor Corp., a major truck manufacturer, will cut all 1,400 temp workers at two factories, in Fujisawa, Kanagawa Prefecture, and Taihei, Tochigi Prefecture, by the end of the month.

Aichi's jobs-to-applicants ratio had stood at 2:1 from 2000 to 2007 when business was good, drawing people from other parts of Japan seeking temp labor.

Due to the auto layoffs, Kurematsu said idled temp workers from outside Aichi have rushed to Nagoya from as far afield as the Tohoku region, Hokkaido and Okinawa.

"If they cannot find a new job, they have to receive public assistance. Some become homeless. Their numbers are rapidly increasing in Nagoya," he said, adding many people are spending their nights at Internet cafes.

"A couple from Hokkaido wrote to us that the husband, a temp worker, will be laid off in mid-December, but his wife cannot work because their daughter is only 3 months old," Kurematsu said. "After paying rent and the necessary expenses, they only have ¥10,000 now."

Deregulation in recent years is adding to the increase in workers facing unstable job conditions.

In 1985, when it became legal to dispatch temp workers, the job categories were limited mostly to secretaries and translators. Then manufacturing jobs were added when the labor dispatch law was relaxed in 2003.

According to a 2007 labor ministry survey, 37.8 percent of workers across the nation were classified as nonregular, representing a 3.2-point increase from 2003.

To help temp workers, the government has submitted a bill to the Diet to amend the personnel dispatch law to ban job contracts shorter than 31 days between temp staff agencies and workers.

However, experts and labor unions argue 31 days is still too short.

In addition, even under the revised law, staffing agencies will still be allowed to dispatch workers on a single-day basis, ensuring these people remain disposable daily labor, they said.

ジャパンタイムス 12月3日が愛労連に取材にきました。http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/nb20081203a2.html

この他フランスTVアルテ、韓国mbcTV、フランスTV24の取材もありました。今週はTV朝日と週間金曜日の取材があります。

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2008年12月 8日 (月)

トヨタはホームレスつくるな!

5日、トヨタの一次グループ5社を訪問。トヨタの減産で期間工・派遣切りが行われている問題で要請を行いました。各社とも生産台数はトヨタが決めるので生産調整はいかんともしがたいのですが、中小下請けとは違って十分な蓄えがあります。

4日には地元の自治体やハローワークをまわり、生活保護が増えていることや、寮を追い出されて住むところがないと雇用保険の給付が申請できないことなどを説明。契約解除後3日で寮を追い出しているのをあらため、希望者には引き続き住ませるよう要請しました。

期間工の寮はガラガラです。次に入ってくる予定もありません。「ホームレスがテレビのインタビューで『トヨタで働いていた』と言ったらかっこ悪いだろう」と言う指摘には返事がありませんでしたが、県や自治体から要請があった場合には前向きに考えそうな感触でした。

昨日の朝日新聞社説にも「引き続き住めるよう配慮を」と書いてありました。大企業の社会的責任として当然のことです。

トヨタカレンダーが年末休業に入る25日くらいからホームレスの急増が心配されます。トヨタはホームレスつくるなの世論を急激に大きくしていく必要があります。

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2008年12月 4日 (木)

トヨタいいなり市政を変えよう

2日、革新市政の会の臨時総会があり、来春の名古屋市長選挙に愛商連の太田会長を候補者とすることが決まりました。太田さんは中小業者でつくる愛知県商工団体連合会の会長で自宅は米屋さんです。

太田さんは毎年のトヨタ総行動で愛労連と一緒にトヨタグループへの要請行動に参加し、下請イジメをやめるよう申し入れてきました。トヨタの中小下請は徹底的なコストダウンでぎりぎりまで絞られたうえ、今回の大幅減産で「明日から全然仕事がない」という業者まででています。

「部品も人間もジャストインタイム」というトヨタの「かんばん方式」で中小下請は常にトヨタの生産台数にあわせて人を雇うため派遣労働者を使わざるを得ませんでした。2003年に製造業への派遣が解禁されたのもこのためです。今回の大量派遣切りについて経営者団体幹部は「元々織り込み済み。派遣は雇用の調整弁」と居直っているそうです。(県の担当者の話)

人も下請企業も使い捨てにするトヨタに批判が高まっています。圧倒的に多くの市民は中小企業です。太田さんには労働者と中小業者の期待がかかっています。

市長選は3月の大量派遣切りの真っ最中になりそう。と、いうことでくれちゃんマンはいま派遣切りや生活保護問題、外国人支援で大忙しの毎日になっています。。

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