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2010年2月20日 (土)

「マルクスは生きている」と「武士道」

Bushido

知り合いから紹介されて新渡戸稲造の「武士道」(PHP文庫)を読みました。

本は文字通り日本の精神風土と大いに関係ある「サムライ」について語ったものである。グローバル化が進む中でPHPが2005年に「日本人のアイデンティティ」を問う形で再刊したものだが、原作は明治32年(1899年)にアメリカで、英語で出版されている。和訳は明治41年に出版されている。

この本の第一章「武士道とはなにか」という最初のところに次のような記述がある。

(ぺりーによる開国から)十年以上たって、わが国の封建制が末期の苦しみにあえいでいたころ、カール・マルクスは『資本論』を書き、封建制の社会的政治的制度を研究することの特殊な利点を指摘していた。そして当時、封建制の活きた形は日本においてのみ見られると述べて、読者の注意を呼び起こした。

新渡戸稲造については旧五千円札でしか知らなかったが、この時代にあって封建制時代の研究をしていたことがわかる。不破さんが時代区分の話をしているが、新渡戸の本を概略すれば封建時代とは職業的武人階級が台頭し、その後行政組織として確立している。

武士道については、その後の戦争などで利用された面もあるが、封建時代とはどういう時代かを考える点では「マルクスは生きている」と合わせて読むとおもしろい。

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