« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »

2010年3月27日 (土)

言葉の力

Ccf20100327_00000

先日、とてもすてきな二つの講演、講義を聴くことができました。

一つは最新の宇宙研究に関するレクチャーで、素粒子、オーロラ、宇宙ダストについて若手研究者による講演でした。日頃も関心をもって本を読んでいますので、これはチャンスと間隙をぬって聴きにいきました。

参加者は学生、研究者が主のようでしたが、私のように一般の参加もできるもので、理論の詳しい報告ではなく、実験(観測)全体を専門外のものにもわかるようにお話されました。最新の研究にふれることができ、とてもよかったと思います。たまには労働運動以外のことを考えるのもいいものです。

このレクチャーが長引いたので大急ぎで地下鉄にのり、今度は辻井喬さんの講演へ。これは革新愛知30周年の記念で行われた「音楽と講演の夕べ」です。詩人・作家辻井喬さんはセゾングループの経営者堤清二として戦後の経済界をリードする一方、文学活動でも幅広い活動を展開されてきました。

講演は「言葉の力を考える 政治をいっそう民主的に」というタイトルでしたが、戦前・戦後を通じてのお話や、現代のメディアに「驚くほど保守的になっている」という指摘をする一方で、私たち「左翼」に対しては「今、どういう言葉で国民に語りかけなければならないか」と問いかけるものでした。私たちは自分がつかっている「言葉」を見直してみる必要があると思いました。

辻井さんは「マルクス主義をそのもの否定してしまったところに今日の世界的不況の原因がある」、マルクス主義は「グローバリズムとの関連ではむしろ重要性を増している」といいます。だからこそいま「心をつなぐ左翼の言葉」が求められています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月24日 (水)

御殿よりくらしに

Nec_0242

月曜日に京都府知事選激励に行ってきました。門さんの事務所は地下鉄東西線二条城駅下車で、徒歩10分足らず。せっかくなので二条城を見てきました。

東大手門から二の丸御殿を見学して、本丸御殿へ。どの建物をみても重要文化財ですし、門も石垣も〝本物〟で歴史的保存の価値あるものでした。観光客は外国人も多く、駐車場の車は大半が京都府外からのもの。

これだけの歴史的価値のあるものなら観光客がくるのもうなずけますし、お金をかけて保存する価値は誰もが納得すると思いました。

ところが本丸に天守閣はなく、跡だけでした。河村市長は150億円かけて本丸御殿をつくる工事を始めたばかりか、さらに500億円かけて天守閣のレプリカをつくるため、来年度予算に調査費を計上しました。

さまざまな批判に対し、河村市長は「100年たてば歴史的価値がでる」と行っているそうですが、二条城をみて「絶対そんなことはない」と確信しました。それより、崩れ始めている石垣を保存するほうがよっぽど歴史的価値があると思いました。天守閣のレプリカをつくるより名古屋条に陸軍の司令部を置いたため空襲を受けた戦災記録施設として残した方がよっぽど歴史的価値があると思います。

500億もかければ中学までの医療費無料予算10年分になるのではないかと思います。

れでも市民のくらし犠牲は松原市政と変わらず

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月20日 (土)

春が来た!

Nec_0234

今日は初夏の暑さでした。学童に古新聞を持って行くのに汗ばむほどでした。香流川の緑陰歩道では一斉に花が咲いてきています。

モクレンは満開。すでに散り始めた木もあります。

Nec_0237

米桜も満開です。

Nec_0236_2

この黄色い花はなんていうのでしょうか?Nec_0233

タンポポも元気です

そしてSさんの家の紅柏も開き初めています。これから2週間くらいで大きな紅の葉になり、その後白くなります。ツブツブで小さな実のように見えるのは何でしょう。

Nec_0232

続きを読む "春が来た!"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月18日 (木)

愛知県は下請け単価引き下げ調査せよ

♪どこの誰かは 知らないけれど 誰もがみーんな知っている「仕事がこんなに減っているのにトヨタはまた下請け単価を下げている」

愛労連が2月に西三河の中小企業を対象に行った下請けアンケートには72社から回答。多くの企業で仕事が4~6割、7割も減っている。仕事が半減しているにも関わらず、その6割で親企業から単価の引き下げがあった。5人未満の会社では17社中11社で「10%以上の引き下げ」がありました。http://rodo110.cocolog-nifty.com/aichi/2010/03/post-1cd9.html

日本共産党の志位委員長が先日の代表質問で下請中小企業振興法の「振興基準」を守らせるよう要求し、鳩山首相も「町工場の火を消してはならない」と答弁しました。愛労連の調査はこの「基準」が全く守られていない「状況証拠」です。「この状態が続くと廃業を余儀なくなる。余命6ヶ月」という悲鳴がでています。

愛労連は昨日16日、愛知県に対し「トヨタに対して単価引き下げ要請を撤回するよう働きかけること」「末端の下請企業まで下請中小企業振興法の遵守を徹底するよう要請すること」などの要請書を提出。県としても実態調査を行うよう求めました。

しかし県は「権限がない」という口実で「調査はできない」の一点張り。本音はトヨタが怖いのだと思います。

♪どこの誰とは言わないけれど 誰もがみーんな言っている「トヨタの儲けすぎが不況の原因」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月15日 (月)

阿久根市長と河村名古屋市長

鹿児島の阿久根市長が暴れている。

以前「私の言うことが聞けない職員にはやめてもらう」と暴言をはき、実際に市役所の窓口に職員の給料を張り出して、これをはがした係長を懲戒解雇した。この懲戒免職処分と労働組合事務所廃止問題では裁判所から違法の判決を受けているがこれも無視。

このほかにも「竹原市長は昨年11月8日付でブログに「高度医療のおかげで、以前は自然に淘汰(とうた)された機能障害を持ったのを生き残らせている」などと記述。」(毎日jp)

市長は再選挙「直後の議会で議員定数を16から6に大幅削減する案を提出し、議会がこれを否決。」「選挙戦で、平均600万円という「高給取り」の市職員や市議を徹底批判した竹原市長の訴えは一気に浸透した。「市長は『不満の結集軸』になっている」。鹿児島大の平井一臣教授(政治学)はこう分析する。」(毎日jp)

市民の不満を利用し、対決図式をつくるやりかたは河村市長のやり方にそっくり。障がい者差別も南京大虐殺や北朝鮮問題に置き換えるとこれも近いものを感じる。

大きな違いはマスコミの利用の仕方。河村市長のマスコミ対応は小泉流だ。ここがわかっていても市民の人気がある間はやめられないマスコミが情けない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月13日 (土)

NPOでの不払い残業

Npo21 河村サポーターズのブレインである名大の後氏が代表理事を務めるNPO法人が残業代未払いで労基署の是正勧告を受けていた。(中日3/11)

このNPOは名古屋市のトワイライト運営について河村市長や名古屋市の経営アドバイザーをつかって参入を働きかけたと言われ、先日の市議会で局長は「事実だとすれば不適切な行為」と答えている。

同NPOはHPで「常勤職員は1日8時間労働、それを超える活動は、管理者の指示があった場合を除きボランティア活動という合意だった」としている。後氏は「残業代まで払うと、大半のNPOは倒産せざるを得ない」と言っている(中日3/13)。財政的にも厳しく、自治体の事業への参入をもくろんでいたのではないか。

最初から残業代を払わない団体が入札で安い価格で参入してくれば官製ワーキングプアを拡大しかねない。公契約においては労働法の遵守を条件にすべきである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月 9日 (火)

河村市長と民営化競う公明加藤市議

100305asa

ゴミ収集・保育園の民間委託や市民病院の廃止・指定管理を進める河村市長だが、これを追い越す提案が公明党加藤市議団長から要求された。

朝日3/5によれば、加藤市議は市の事業を仕分けして「1~3年で10%以上のコスト削減が可能」とし、「さらに市内16区ごとにある環境局の事業所や保健所、土木事務所、上下水道局の営業所などを統合。交通局の地下鉄もワンマン化し、バス事業も事業量の半分を委託するべきだと主張した。」「退職者不補充で職員が7400人削減できる」と市長に決意をせまったという。

これが「市民目線」?

驚くのはこれを中日(3/5)では「『市民目線』の提案」だという。このような民営化で市民サービスはどうなるか、考えることができないのだろうが。今でもしょっちゅう止まっている地下鉄のワンマン化など想像しただけでおそろしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月 8日 (月)

市議会定数削減に反対

100306_2

6日開催された市議会のパブリックヒヤリングに参加し、発言してきました。毎日新聞では真ん中にうつっています。

おなじ「くれまつ」でははねられるかと思いましたが3番目にあたりました。司会者が「1分で」と言ったので結論だけ話しましたが、他の人は3~5分も話し、司会も止めず、最後には時間切れも。

それでも私の発言は中日に「議員が地元に来るのは盆踊りや運動会ぐらい。市議一人一人がどういう意見を持っているのかわからない」。朝日には「議会報告会について『各区で議会の会期ごとに開いてほしい』」。毎日にも「定例会ごと区役所ごとに開けばよい」と載っています。後からの発言でも賛同者が何人もいました。

河村応援団は政務調査費問題以外は市議を攻撃したり、関係ない発言をする人もおり、ヤジばかり。何度も発言者から指摘をうける始末でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月 7日 (日)

統一協会が地震カンパ

Kanpa103005

5日金山駅で不審な募金活動を見つけた。北口と南口の二カ所に中年の男性と女性5~6人。昼に見たときは顔の表情がなにか変だなと思い通り過ぎたが、5時前に通ったらまだやっていた。カンパにしては異様に長時間。そこで看板をみると「愛知県平和統一聯合、愛知県世界平和青年聯合」と書いてある。

「あ、こりゃ統一協会だ」と思い調べてみると、そのとおり。

平和統一連合・愛知県本部結成http://www.chojin.com/nippo/sun040912.htm

SUNDAY世界日報、2004.9.12号(1・2面) Sunday世界日報を購読しましょう。とHPまでつくられていた。まさに統一協会そのものだ。
「ハイチ・チリ地震カンパ」と書いてあるがはたして、何に使われるのか。わかったものでない。
みなさん、統一協会のカンパには注意しましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月 4日 (木)

河村市長もマルチ前田も小沢流

Chunichi100304

民主党がマルチ業界から献金をうけ、離党していた前田氏の擁立を決めた。(3/4中日)

前田氏は「一新会」の元事務局長で小沢氏の側近だ。民主党愛知県連は口をはさむことすらできないという。

一方、市会議員定数半減を提案する河村名古屋市長。立候補も、市民税減税でも当初反対していた民主党市議団は突如だんまり。ここにも小沢一郎の一喝があったという。

今回の市議会半減も地方自治法改悪をねらう「原口プラン」と同じもので、小沢氏の策略の一環だ。名古屋を皮切りに小沢氏は地方支配を狙っている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年3月 1日 (月)

なくそう貧困

Hanhinkon228

「なくそう貧困、つながろう愛知集会」が開催されました。28日に中区役所ホールには会場いっぱいの500人が集まりました。

前日は愛労連で資料つくり。「明日は何人くるだろう」と話しながら大量の資料をセットしました。基調報告に湯浅さんと宇都宮先生の資料、当事者の3人、それから14団体の発言資料など100ページを500部作成(50,000ページ!)。印刷に二日、セットに一日かかりました。

印刷ミスもあり、495部が完成。「何人きたかすぐにわかるように」と80冊ずつ箱にいれておきました。開会の1時頃はまだ半分の入りでしたが、一部を終わる頃には満員。資料が足らなくなり、実行委員からは回収も。

5時からはパレード。栄から名駅のミッドランドを回って、西柳公園まで。実行委員にはデモの経験者が少ないため、私が急きょ統制員に。湯浅さんはトンボ帰りでしたが宇都宮先生は今年もデモの先頭を歩かれました。懇親会も最後までしっかりつきあっていただきました。写真は朝日新聞3/1です。(くれちゃんマンを探せ!)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »