河村市長の暴言は根拠なし
河村市長の「南京大虐殺はなかった」発言が外交問題になっています。「中国外務省が抗議」にも逆に「南京市に不満示す」(中日2/23、写真も)と居直っています。
私は彼とは市長になる前に2回シンポで会っていますが、「親父の話」はその時に聞きました。有事法制についても「わしゃリアリズムだ。北朝鮮が攻めてきたらどうする」と発言していました。
ピースあいち館長の野間弁護士は「あんたのところは南京大虐殺の展示をしている」とNPO法人でありながら固定資産税の減免を断られたと言っています。
河村市長が20日の南京市訪問団との面談で発言した要旨は次の通り。
南京とは、死んだおやじのころから深い縁があり、そのことをまず話したい。おやじは南京で終戦を迎え、南京の寺で部隊が駐屯させていただき、温かいもてなしを受けた。例えばラーメンの作り方を教えてもらったり、農家から野菜をいただいたり。だから僕も3~5年前、その寺に行ってきた。うちのおやじは僕に「おまえが生きているのも南京の皆さんのおかげだ」と言っていた。
そのお礼に、おやじが寺にサクラの木を1000本プレゼントして、大きく名古屋の新聞に出ました。
いわゆる南京事件は(終戦の)8年前の昭和12年。もしそんなことがあったら、なぜそれほどまでに日本軍の人に優しくできたのか、理解できない。
僕はあの、真の中日友好のためにも、南京事件というのはなかったんじゃないかと。通常の戦闘行為はあったけどね。残念だけど。真実を明らかにしないと、とげが刺さっているようなものでうまくいかないですよ。いっぺん、ぜひ、討論会を南京で開いてほしい。南京の人に感謝しとるからね。
やっぱ、言うべき事を言ってやらないかん。顔を見ているとリーベンレン(中国語で日本人)と同じ顔。漢字を使っているのは日本だけ。あまり言いたくないけど、中国が兄貴で日本が弟なのは歴史的に間違いない。大きい心にならないかん。
(中日新聞web)2012年2月22日 14時11分
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