大企業向けの赤字を家庭用電気代に回すな
中部電力の値上げ問題で公聴会に出席。15分間ですが社長や専務を追求することができました。
「名古屋市守山区の団体職員、榑松佐一さんは、家庭向け料金と比べて企業向けがどの程度安くなっているかを質問。上位十社の平均値を出すように迫ったが、中電側は「個別契約」理由に答えなかった。」(中日12/27)
中電は家庭用4.95%、大口企業向け8.4%の値上げと言っていますが、現在いくらかはわかりません。平均で家庭用は23円、大口は15.88円と答えましたが「平均では国民は納得できない」「最低はいくらだ」とたたみ込んだら自由料金のうち「特別高圧は13円」と答えました。たぶん、これがトヨタなどの大口料金に近いと思います。
自営業などの電気代は家庭用のなかでもさらに大幅な値上げ計画です。右のように中電の赤字の大半は大企業向けの「自由料金」。円安でぼろ儲けしているトヨタには出血大サービスですが、これを家庭用や中小業者に押しつけるなんてとんでもありません。
冷暖房器具はなし!
中電は「低所得者層に配慮して第一段階の値上げ幅を抑制した」と言っています。私が「第一段階の月120㎾とはどういう世帯を想定するのか」と質問すると清水社長は「照明とテレビと冷蔵庫・・」と回答。お年寄り世帯では「火事が心配」と暖房を電気にしている家庭が少なくありません。しかしエアコンを使うととてもこの範囲に収まりません。
この他にも浜岡5号炉の事故原因やオール電化の広告をいつまで続けるのかなど質問しました。
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