待機児童数のごまかしはダメ
名古屋の河村市長は「待機児童ゼロ」を自慢するが、実際には待機児童数のカウント方法は「自治体により判断に差」がある。
国は「保育所に入所できず育休を延長した場合、『待機児童数に含めないことができる』という表現」(中日3/27)としており、名古屋市もこれらを除いている。
また、入所できた場合でも希望の園に入れず、車で30分もかかる園を指定されることもある。これでも「待機児童」にはカウントされないなどの事態も生まれている。
公立保育園つぶし
名古屋市がこういうカウントをする背景には公立保育園を次々と廃園にして、民間委託をひろげる動きがある。「女性の貧困」「子どもの貧困」が拡大するなかで生活困難家庭や虐待のおそれなどが増えている。これら「さまざまな困難を抱えた家庭」の子どもたちを受け入れているのが公立保育園だ。
「老朽化が目立つ公立保育所が民営化で新しくなると『園舎がきれいになってどこが悪いの』。そんな声にかき消され、目には見えない、長年培われた保育の先行きを心配する声は行政に届きにくい」(中日〃)
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント