これで消防法、建築基準法さらには文化庁の許可がでないまま来年2月にどんな基本設計が出るのでしょうか。オンブズマンの議事録を見るととてもできるとは思えません。
名古屋城木造化 名古屋市は市民に秘密で竹中工務店と価格交渉 |
名古屋市民オンブズマンは、17/12/20に開催された、「名古屋城天守閣整備事業にかかる技術提案・交渉方式(設計交渉・施工タイプ)の実施に伴う意見聴取会(第6回)の配付資料と議論の内容がわかるもの」を情報公開請求しましたが、名古屋市は全面非公開にしました。
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/171227.pdf
理由は以下です。
想像でしかありませんが、17/5/9に名古屋市が竹中工務店と結んだ「基本協定書」「基本設計その他業務委託契約書」どおりに進んでいないからではないでしょうか。
・名古屋城天守閣整備事業に関する基本協定書
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170509-1.pdf
・名古屋城天守閣整備事業基本設計その他業務委託 契約書
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170509-2.pdf
石垣部会は、天守閣部会座長の瀬口哲夫氏の「石垣部会は安全性を考えていない」発言に抗議して石垣調査がストップしています。
しかし、それだけでなく、名古屋市がエレベーター設置しない方針を示し、また現天守閣の下のケーソン調査を行っていないため、18/2/28までの基本設計終了が見込めなくなっています。
18年10月までに文化庁復元検討委員会からの了承を得られなくなったことがあり、2022年12月までの木造天守閣竣工は事実上不可能になりました。
バリアフリーについては、バリアフリー法だけでなく、愛知県の「人にやさしい街づくりの推進に関する条例」でエレベーター、スロープ等の設置義務があります。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/jutakukeikaku/0000043092.html
上記は建築基準法3条の適用除外ができないと当方は理解しています。
名古屋市は17/12/28に市幹部らがエレベーター設置するかのプロジェクトチームを立ち上げたとのことですが、名古屋市の住宅都市局建築指導部建築指導課、愛知県の建設部建築局建築指導課、建設部建築局住宅計画課に問い合わせるのが先ではないでしょうか。
また、名古屋市が文化庁に提出した「石垣調査」は、あくまで石垣保全のための調査であり、17/5/12には検討していた現天守閣の下にあるケーソンの調査は、17/10/13時点では含まれておりません。
・17/5/12 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 石垣部会(第21回)配付資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170512.pdf
・17/10/13 名古屋城全体整備検討会議(第24回)配付資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/171013-2.pdf

これでは、現在のケーソンの寿命がわからず、木造天守閣を上に載せて大丈夫かどうかが判明しません。
基本設計が完了せず、木造天守閣計画が事実上ストップしています。
木造天守閣を作るのであれば、本来筋は以下です。
1)名古屋城跡保存活用計画(案)パブコメで木造化と明記 (2018/1-2予定)
2)名古屋城跡保存活用計画を市が確定 文化庁の許可を受ける (2018/3以降予定)
3)ケーソン調査のための文化庁の許可を受ける (未定)
4)ケーソン調査 (未定)
5)エレベーター設置について方針を定める (2018/3予定)
6)日本建築センターの評定 (未定)
7)総務省から消防設備の緩和許可を得る (未定)
8)名古屋市建築審査会の同意(建築基準法3条 適用除外) (未定)
9)文化庁復元検討委員会の同意 (未定)
10)基本設計完成 (2018/2末 完成予定)
11)実施設計 (2018/4以降予定)
上記にもかかわらず、名古屋市は18/5/7から名古屋城の現天守閣を入場禁止(閉鎖)すると正式に発表しました。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/291212/index.html
現状では天守閣閉鎖を伴う石垣調査は18/5/7から始まりません。
調査もせずに入場禁止にした場合、来場者が減る責任はどう取るのでしょうか。
少なくとも、2018年2月議会では、実施設計予算を市は提出することはできませんし、仮に提出しても市議会は承認してはいけません。
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そんな矛盾だらけの名古屋城木造化について、名古屋市は市民向け説明会を18/1/16以降行うとのこと。
是非ご参加下さい。
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名古屋城天守閣木造復元「市民向け説明会」・「シンポジウム」
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000100606.html
名古屋市及び株式会社竹中工務店からの説明
質疑応答
平成30年1月16日(火)午後6時30分~午後8時00分 西文化小劇場
平成30年1月18日(木)午後6時30分~午後8時00分 港文化小劇場
平成30年1月19日(金)午後6時30分~午後8時00分 北文化小劇場
平成30年1月23日(火)午後6時30分~午後8時00分 名東文化小劇場
平成30年1月24日(水)午後6時30分~午後8時00分 南文化小劇場
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「シンポジウム」の開催 ※市長出席
天守閣をテーマとした講演会
名古屋市及び株式会社竹中工務店からの説明
質疑応答
市長からの総括
平成30年1月28日(日曜日)午前10時00分~午後0時30分 鯱城ホール
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名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm
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2017/12/28 12:47 日本経済新聞
木造天守のバリアフリー化で初会合 名古屋市
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25196370Y7A221C1CN0000/
17/12/28 13:34 中京テレビ
名古屋城天守閣エレベーター設置で初の会議(愛知県)
http://www.news24.jp/nnn/news86237512.html
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/171227.pdf
理由は以下です。
資料が一切公開されないため、どのような契約をだれと締結するつもりなのか、金額がいくらをいくらにするつもりなのかもさっぱりわかりません。当会議は、「国土交通省直轄工事における技術提案・交渉方式の運用ガイドライン」に基づいて優先交渉権者との価格交渉を行いその結果等について学識者から意見を聴取するものです。
現時点で公表できない情報を含んでおり、公にすることにより、事業の性質上、事業の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあるため非公開とします。
※請求に係る行政文書は、当該事業の契約締結後には公表予定です。
想像でしかありませんが、17/5/9に名古屋市が竹中工務店と結んだ「基本協定書」「基本設計その他業務委託契約書」どおりに進んでいないからではないでしょうか。
・名古屋城天守閣整備事業に関する基本協定書
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170509-1.pdf
・名古屋城天守閣整備事業基本設計その他業務委託 契約書
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170509-2.pdf
石垣部会は、天守閣部会座長の瀬口哲夫氏の「石垣部会は安全性を考えていない」発言に抗議して石垣調査がストップしています。
しかし、それだけでなく、名古屋市がエレベーター設置しない方針を示し、また現天守閣の下のケーソン調査を行っていないため、18/2/28までの基本設計終了が見込めなくなっています。
18年10月までに文化庁復元検討委員会からの了承を得られなくなったことがあり、2022年12月までの木造天守閣竣工は事実上不可能になりました。
バリアフリーについては、バリアフリー法だけでなく、愛知県の「人にやさしい街づくりの推進に関する条例」でエレベーター、スロープ等の設置義務があります。
http://www.pref.aichi.jp/soshiki/jutakukeikaku/0000043092.html
上記は建築基準法3条の適用除外ができないと当方は理解しています。
名古屋市は17/12/28に市幹部らがエレベーター設置するかのプロジェクトチームを立ち上げたとのことですが、名古屋市の住宅都市局建築指導部建築指導課、愛知県の建設部建築局建築指導課、建設部建築局住宅計画課に問い合わせるのが先ではないでしょうか。
また、名古屋市が文化庁に提出した「石垣調査」は、あくまで石垣保全のための調査であり、17/5/12には検討していた現天守閣の下にあるケーソンの調査は、17/10/13時点では含まれておりません。
・17/5/12 特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議 石垣部会(第21回)配付資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/170512.pdf
・17/10/13 名古屋城全体整備検討会議(第24回)配付資料
http://www.nagoya.ombudsman.jp/castle/171013-2.pdf

これでは、現在のケーソンの寿命がわからず、木造天守閣を上に載せて大丈夫かどうかが判明しません。
基本設計が完了せず、木造天守閣計画が事実上ストップしています。
木造天守閣を作るのであれば、本来筋は以下です。
1)名古屋城跡保存活用計画(案)パブコメで木造化と明記 (2018/1-2予定)
2)名古屋城跡保存活用計画を市が確定 文化庁の許可を受ける (2018/3以降予定)
3)ケーソン調査のための文化庁の許可を受ける (未定)
4)ケーソン調査 (未定)
5)エレベーター設置について方針を定める (2018/3予定)
6)日本建築センターの評定 (未定)
7)総務省から消防設備の緩和許可を得る (未定)
8)名古屋市建築審査会の同意(建築基準法3条 適用除外) (未定)
9)文化庁復元検討委員会の同意 (未定)
10)基本設計完成 (2018/2末 完成予定)
11)実施設計 (2018/4以降予定)
上記にもかかわらず、名古屋市は18/5/7から名古屋城の現天守閣を入場禁止(閉鎖)すると正式に発表しました。
http://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/17_topics/291212/index.html
現状では天守閣閉鎖を伴う石垣調査は18/5/7から始まりません。
調査もせずに入場禁止にした場合、来場者が減る責任はどう取るのでしょうか。
少なくとも、2018年2月議会では、実施設計予算を市は提出することはできませんし、仮に提出しても市議会は承認してはいけません。
--------
そんな矛盾だらけの名古屋城木造化について、名古屋市は市民向け説明会を18/1/16以降行うとのこと。
是非ご参加下さい。
-----
名古屋城天守閣木造復元「市民向け説明会」・「シンポジウム」
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000100606.html
名古屋市及び株式会社竹中工務店からの説明
質疑応答
平成30年1月16日(火)午後6時30分~午後8時00分 西文化小劇場
平成30年1月18日(木)午後6時30分~午後8時00分 港文化小劇場
平成30年1月19日(金)午後6時30分~午後8時00分 北文化小劇場
平成30年1月23日(火)午後6時30分~午後8時00分 名東文化小劇場
平成30年1月24日(水)午後6時30分~午後8時00分 南文化小劇場
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「シンポジウム」の開催 ※市長出席
天守閣をテーマとした講演会
名古屋市及び株式会社竹中工務店からの説明
質疑応答
市長からの総括
平成30年1月28日(日曜日)午前10時00分~午後0時30分 鯱城ホール
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名古屋市民オンブズマン 名古屋城問題ページ
http://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/index.htm
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2017/12/28 12:47 日本経済新聞
木造天守のバリアフリー化で初会合 名古屋市
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25196370Y7A221C1CN0000/
17/12/28 13:34 中京テレビ
名古屋城天守閣エレベーター設置で初の会議(愛知県)
http://www.news24.jp/nnn/news86237512.html
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