2013年2月 7日 (木)

柴田たみおさんが名古屋市長選挙に出馬を表明

Chu130206

柴田たみおさん(47才)が4月に行われる名古屋市長選挙に出馬を表明されました。(←中日2/6)

本日開催された市民集会には革新市政の会の会員以外からも、名古屋市政の転換を求める声が寄せられました。放射能汚染の心配を訴える女性からは3月3日に行われる「明日につなげる大集会」の取り組み、名城大学の井内教授は自然再生エネルギーへの転換を生かした地域経済再生、天チンこと天野鎮雄さんからは名古屋市政の文化・芸術活動への提言をいただきました。天チンさんはアマチュア劇団で活躍する柴田さんに大きな激励もいただきました。

柴田さんはあいさつで「子ども達が希望を持って生きられる社会をつくることは大人の責任だ」と強調し、今の名古屋市政は待機時ゼロの数字だけだと指摘しました。

柴田さんの出身である名古屋大学理学部物理教室で教授を務められた沢田名誉教授からも応援をいただきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月19日 (日)

ノーベル賞で大賑わい

昨日は名大のホームカミングデーで、二人で理学部の同窓会に行きました。今年は理学部から3人のノーベル用受賞で、大学中に展示や講演企画が行われていました。下村先生のクラゲの蛍光物質については具体的な方法はともかく、実感としてわかるものですが、小林・益川先生の「CP対称性の破れ」については「わかりやすい」説明がありましたが、それでも難しい。

同窓会では丹生先生にお会いしました。丹生先生も宇宙線・素粒子の観測で「丹生粒子」を発見された方です。今年82才、坂田先生の物理学教室をつくって一緒につくってきた一人です。科学者は社会的問題に無関心であってはならないことを重視、今も名大九条の会で活躍されています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月 8日 (水)

祝!南部、益川・小林先生ノーベル賞受賞

日本の理論物理学、素粒子論でノーベル賞間違いなしと言われていた南部陽一郎氏、小林・益川理論の両先生などに今年のノーベル賞受賞が決まりました。http://www.kek.jp/ja/index.html

30年前、私が物理学教室に入ったのは坂田先生が亡くなったあとですが、その気風ははっきり残っていました。物理学教室憲章があり、講座制を廃止し研究室は教授も技官が互いに役割を尊重されていました。建国記念の日は「科学的でない」という理由で物理学科では授業が行われていました。

私たち実験系の学生はまだまだコンピューターも簡単には使わせてもらえない時代に、宇宙線観測の実験を手伝いにあちこちに連れて行ってもらいました。中津川のトンネルや乗鞍の実験室などにも連れて行ってもらいました。小柴先生のスーパーカミオカンデは宇宙線望遠鏡の最先端でした。今活躍されている名大の福井先生なども常に最先端の観測をされています。しかし、観測装置にはつねに技術的な限界があります。

一方で、理論系の方はさらにずっと先を行っていました。湯川、坂田先生など日本の理論物理は最先端を行っていました。今回の南部・小林・益川先生の受賞は当然とはいえ、日本の理論物理の水準の高さを再確認したと思います。基礎科学に力をいれてきたからだこそだと思います。

私たちのように、学生に自由にいろんな研究や体験をさせることは少なくなっているようです。30年たった今でも宇宙物理の最先端のニュースにはいつも関心をもって本を買っています。これは私だけではありません。しかし今、当面の目先の利益・成果にとらわれ、基礎科学を軽視する傾向が強まっていると言われます。小柴先生はこのことを指摘しています。今回の受賞がこの傾向の歯止めになればと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (1)