2018年9月 7日 (金)

消防庁が認めるか?木造名古屋城天守

2018年7月19日に開催された特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議天守閣部会(第12回)で傍聴者に配付されなかった資料です。
記者クラブへの情報提供資料のなかで防火・避難に関するものです。
火事が発生した場合に「史実に忠実」な木造ですので床にも壁も耐火構造になっていません。丸焼けになってしまいます。
果たしてこんな6階建て木造建物に2,500人も入れることを消防庁が認めるでしょうか。
(マスコミ記者は誰も質問しなかったのでしょうか?)

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階段は二方向にしますが、下からの煙を防ぐのは木の板。(燃えたらどうする!)

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周辺の煙は窓から自然排気するそうですが、中央部分で煙でたら行き場がありません。

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しかも致命的なのは小天守にぬける地下通路は一本だけ。ここで火災が起きたら外に出られない。今は外付けのEVがある。

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2018年1月16日 (火)

名古屋市が説明会

「寸分違わぬ木造化」Photo


耐震工事をしても「40年しかもたない」というウソを書いて集めたアンケートで「市民の60%が木造化を支持している」という河村市長。
竹中工務店のエレベーター、耐震壁・構造壁・床を備えた案が「ハイテク木造」と指摘されたことに慌てたのか年末にきゅうきょ「エレベーターはつけん!」と言い出しました。
しかし、すでに1月には市民説明会とパブコメ募集が始まり、予算では2月末には基本設計を完成させることになっています。
特別史跡名古屋城跡保存活用計画(案)について

 

パブコメを出しましょう
河村市長は寸分違わぬ「木造化」と言っていますが、現代建築には様々な法律で規制があります。400年前の木造で果たして観光客が安全に入れるのでしょうか。(p209)

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また、1日数千人の観光客が予想される中、このような方法でバリアフリー法を満たすことができるのでしょうか?

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耐震工事を行えば、最上階までエレベーターをつけられますし、工期もぐっと短くなります。(p206)
なにより、戦後の名古屋市民が寄付金を呼びかけて「二度と戦争の惨禍にあわせない」平和のシンボルとしての名古屋城天守を残すことができます。

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特別史跡として本質的価値を有する石垣の健全状況を維持することも可能です。
(p202)
河村市長の殿様趣味で戦後市民の復興遺産である名古屋城天守を取り壊してはなりません。

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2018年1月 2日 (火)

ほんとに文化庁の指導か?!

名古屋城整備方針は岩本整備室長の言葉だと「耐震改修」ですがよく見ると[文化庁の指導により][内部空間を含めて真実性の高い復元][本質的価値の理解をさらに促進][整備方針は木造復元][検討を進める]と、あります。「文化庁の指導に基づき」が怪しい。説明会は大丈夫か
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2017年12月24日 (日)

コンクリートは40年しか持たない??

河村市長が「市長命令」でごり押しする名古屋城天守木造化が混迷を深めています。もともと耐震化と文化財である石垣の補修が決められていたのに、それを強引に変更しようとしたことが原因です。
今は石垣部会と天守閣部会の対立に加え、エレベーターが問題になっていますがこれは障がい者だけでなく、お年寄りやベビーカーの方も必要です。市長は18日の記者会見で何の根拠もなく「ホームエレベーターは危険」とか「四、五年で最新技術ができる」と発言。マスコミもあきれて報道すらしません。
「ホームエレベーターは実は大変危険ですからね」(2017/12/18)

40年しかもたない」のウソ
ハートビル法以外にも、消防法、建築基準法でも「寸分違わぬ木造」では観光客が中にはいれません。
そもそも市長や議会が鵜呑みにしている市民アンケートにウソがあります。名古屋市は「耐震改修ても40年しかもたない」と言って市民と議会を騙しました。その調査票です。皆さんよく見てください。今では長寿命化により100年を超える鉄筋コンクリート建築がいくらでもあります。
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 。2020年までに建て替えるというアンケートの前提がすでに崩れています。 オレオレ詐欺のようなやり方は断じて容認できません。

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