2018年9月 7日 (金)

消防庁が認めるか?木造名古屋城天守

2018年7月19日に開催された特別史跡名古屋城跡全体整備検討会議天守閣部会(第12回)で傍聴者に配付されなかった資料です。
記者クラブへの情報提供資料のなかで防火・避難に関するものです。
火事が発生した場合に「史実に忠実」な木造ですので床にも壁も耐火構造になっていません。丸焼けになってしまいます。
果たしてこんな6階建て木造建物に2,500人も入れることを消防庁が認めるでしょうか。
(マスコミ記者は誰も質問しなかったのでしょうか?)

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階段は二方向にしますが、下からの煙を防ぐのは木の板。(燃えたらどうする!)

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周辺の煙は窓から自然排気するそうですが、中央部分で煙でたら行き場がありません。

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しかも致命的なのは小天守にぬける地下通路は一本だけ。ここで火災が起きたら外に出られない。今は外付けのEVがある。

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2017年12月24日 (日)

コンクリートは40年しか持たない??

河村市長が「市長命令」でごり押しする名古屋城天守木造化が混迷を深めています。もともと耐震化と文化財である石垣の補修が決められていたのに、それを強引に変更しようとしたことが原因です。
今は石垣部会と天守閣部会の対立に加え、エレベーターが問題になっていますがこれは障がい者だけでなく、お年寄りやベビーカーの方も必要です。市長は18日の記者会見で何の根拠もなく「ホームエレベーターは危険」とか「四、五年で最新技術ができる」と発言。マスコミもあきれて報道すらしません。
「ホームエレベーターは実は大変危険ですからね」(2017/12/18)

40年しかもたない」のウソ
ハートビル法以外にも、消防法、建築基準法でも「寸分違わぬ木造」では観光客が中にはいれません。
そもそも市長や議会が鵜呑みにしている市民アンケートにウソがあります。名古屋市は「耐震改修ても40年しかもたない」と言って市民と議会を騙しました。その調査票です。皆さんよく見てください。今では長寿命化により100年を超える鉄筋コンクリート建築がいくらでもあります。
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 。2020年までに建て替えるというアンケートの前提がすでに崩れています。 オレオレ詐欺のようなやり方は断じて容認できません。

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