2009年6月 2日 (火)

追悼“かみなりオヤジ”

名東区の名物男であった“かみなりや”の大将、Mさんが急逝した。享年76歳だ。つい先日電話があった時には元気な声だったのに。私の選挙では推薦人としてリーフレットに登場、順子さんの選挙もいつも応援にきてくれた。4月の市長選挙では演説会にラーメンを持ってきてくれた。

kaminari大将との出会いは30年も前から。生協の料理教室に講師で来てもらった時からだ。名東の日「料理教室」にはいつも生協の食材をつかってくれた。大将は中華料理厨師会の役員で、業界では知られた名人だ。「風邪で調子が悪い」といくと、いつも特製の薬膳ラーメンを作ってくれた。名東ラーメン、万博ラーメンも試作から何度も食べさせてもらった。TV、新聞でも紹介され、私とYさんが店のPOPをつくった。http://kurechanman.cocolog-nifty.com/sekai/2005/09/post_d630.html

店にはいつも修行の弟子がおり、店のなかはいつも大将のどなり声が響いた。みんなよく耐えて自立した。怒るけど、そういう教え方しかできない対象だったが、弟子の就職先にも熱心で、私もなんどか頼まれた。

Yさんの釣ってきた魚を、店でも食べさせてもらった。銀ぽうのてんぷらは最高だ。4~5年前に手術したのちも、3人で飲みに(大将は酒をのまないが)行った。家を新築し、二世帯住宅をたてた時にも行ったし、さながら名古屋でのおやじだった。

病気で店を任せてからも県立高校の講師を続けていた。今日の通夜には業界や地域の関係者のほかに高校生がいっぱいだった。いつぞやは呼ばれて店にいったら卒業式後の女子高生がお店にいっぱいだった。

ガンが再発し、手術予定が決まっていたが、先週末に風邪をひいて、急変。あっという間のことだったそうだ。お別れもお礼もできずにとても残念だ。思い出が尽きないが、ご冥福をお祈りする。

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2005年9月16日 (金)

ラーメンがまずい

最近名古屋にもラーメン屋さんが増えた。金山駅周辺には、私が食べただけでもこの数年で10軒以上の店ができた。しかし、そのどこにも共通しているのはスープがおいしくないこと。味はいろいろあるのだが、スープを飲み干そうという気にはなれない。

そこのところを知り合いの中華料理「かみなりや」の大将に聞いてみた。大将曰く「だしの取り方が問題。毎日鶏ガラとか豚骨からだしを取らないで、できあいの汁をつかっているところがある」そうだ。じゃ、ちょっと高級なインスタントラーメンと変わらない。最近は生麺タイプもたくさんでている。

kaminari ところでこの大将ただ者ではない。中華料理なんとか組合の役員をやっていて、学校で授業も教えている。お店もTVや新聞にもちょくちょく紹介されている。店が万博にむかうリニモの始発藤が丘駅の近くにあり、今年は「万博ラーメン」をつくって話題になった。昨年は薬膳スープの「名東ラーメン」で朝日新聞に大きく紹介された。(写真は朝日新聞04年1月28日)

「スープが健康にいいから全部飲め」という。私はカゼで熱がでたり、おなかを壊したりすると薬膳のスープをつくってもらう。それに土鍋ででてくる「かみなりラーメン」が好きだ。

店は大将と修行の青年の二人でやっている。店中にかみなりオヤジの罵声が響くこともある。これが嫌で友人は「なんで金を払ってこんな怒鳴り声をきかないかんのだ」と言っていた。私はすっかり慣れてしまったので、青年に「がんばれよ」と声をかけてやる。

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