2009年9月27日 (日)

貧困と戦争

Nec_0185 昨日伏見ライフプラザで「STOP THE 貧困と戦争」を開催。アムネスティの津田さんや小中陽太郎さんなどが呼びかけて、私もベトナムつながりで実行委員として参加しました。約90人の参加、終了後の懇親会も30人ほどの参加で大にぎわいでした。中には懇親会だけ参加したTテレビのOさんなども。

イラク戦争帰国兵のなかに広がるPTSDや劣化ウラン弾による放射線障害などを暴露した映画「アメリカばんざい」とベトナム戦争の時に脱走した米兵を支援したベ平連のフィルム「イントレピッドの4人」を上映しました。

貧困層を拡大させておいて若者を奨学金や補助金でつって戦争に行かせるアメリカ。しかし実際には多くの兵士が傷つき、放射線障害のことを知らされず、十分な補償も受けらられていない。この事実をNGOが高校生や兵士達に情報を提供する。また傷ついた兵士達、ホームレス化する元兵士達の自立を支援する。重い映画だったが、事実はさらに重い。

映画のあと、イラク派兵違憲訴訟の池住さんがこの二つをつなぐ体験と判決の意義をお話され、ますます内容の深い企画になった。

懇親会はこれまでに会ったことの無い方もたくさんいた。アムネスティの関係者、地域で平和の活動をされている方、メディア関係者など日頃おつきあいの無い方ばかりだった。女性の参加が多く、めいきん生協の理事さんともお会いした。

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2007年6月19日 (火)

これはもう内戦だ

日本時間の19日午後7時ごろ、バグダッド中心部にある広場で、少なくとも60人が死亡、130人がけがをする爆発がありました。NHKニュース

一般市民を巻き込む点では「テロ」と報道される面もありますが、イラクを支配するアメリカ軍の新たな軍事作戦に対する対抗だとは思います。

もはやこれはアメリカの「テロとのたたかい」を口実としたイラク侵略、傀儡政権と反政府軍の内戦状態です。第2のベトナム戦争への泥沼に入ったと言っていいでしょう。

各国が軍をひきあげる一方で、安倍内閣は引き上げ時期を明らかにすすどころか「イラク特措法」を延長するありさまです。

日本を戦争する国にしようとする、軍事演習のつもりなのでしょうか。

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2006年6月 7日 (水)

ビラ入れと共謀罪

「市民と言論シンポ」が6日、名古屋で開催されました。

ビラ入れで逮捕

Sachiko 自衛隊官舎にビラを入れたことで逮捕された高田幸代さん。地裁では勝訴しましたが、高裁は逆転有罪。この官舎では寿司屋のビラは普通に配られているのに、反戦ビラを配ると住居不法侵入。まさしく政治弾圧です。このようなことを許したら、ビラ入れは全くできなくなります。今は最高裁でのたたかいです。

犯罪名は後から、まず「共謀」で逮捕

 西尾弁護士からは共謀罪の問題点を説明。民主党の修正案でも「行為が無くても話合っただけで逮捕」の本質は変わらない。暗黙の了解だけでも共謀になるなんてびっくり。これじゃ、まず共謀(相談・了解)だけで逮捕できれば、後は犯罪名をつけるだけ。政府や警察が使いやすい法律なのです。

えっ!私がテロリスト?

「国際的組織犯罪」についても全くあいまい。アムネスティだってピースボートだって国際的。イラク派兵に反対した高田さんは公安警察に「おまえらはテロリストだ」と言われたとか。イラクの人質救出にとりくんだ人たちだって「テロリストの仲間」にされかねません。修正案でもはっきりしません。

都合の良い条約だけをつかい

政府は国際条約を口実にしていますが、それもいいかげん。シンポに参加した中京大の平川法学部長は「この条約には目的と条文に齟齬(そご)がある。日本政府は都合のよいところを利用して、さらに拡大している」と指摘しました。共謀の部分があったとしても、まず犯罪を特定して、それだけに共謀を適用すれば良いのに、あらゆるものを対象にしてしまっているところが政府の狙いです。

こんな悪法、継続審議じゃダメ。廃案にしましょう

取り調べ中はジッとネクタイを見続けて・・ 「立川反戦ビラ入れ事件」(明石書店)より

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2006年4月21日 (金)

ラメール

以前に本を紹介した、小中陽太郎の「ラメール」を原作にしたシャンソンミュージカルが名古屋で公演されます。

来年開港100年を迎える名古屋港で活気あるまちづくりをめざす、港の労働組合と地域の住民で「みなとフォーラム」を結成。7月14日に名古屋港湾会館で公演を企画しました。http://www.mbk.bz/minato-forum/

先日4月20日には喫茶店「珈琲物語」を貸しきってプレ企画を開催。主演の碧川るりこさん、トークをおこなうアマチン(天野鎮雄)さん、小中陽太郎さんらが勢ぞろいしてシャンソンを楽しみました。小中さんとアマチンさんは小中さんがNHK名古屋に入社した50年前からの友人で当日は「平和でナイト」のトークをおこないます。

テーマの「ラメール」はフランス語で母、または海という意味。日本語では海の中に母がありますがフランス語では母のスペルから一文字取ると海になるそうです。

また小中さんたちはベトナム戦争の脱走兵を逃がしましたが、いまイラク戦争から帰還した自衛隊員のなかに自殺者が相次いでいますが、米兵でも徴兵拒否がおきています。戦争は昔も今も青年を傷つけます。“脱走兵”というシャンソンもこの中で歌われます。

歌はシャンソンですが、碧川さん自らが脚本を書き、歌うものでした。私の感想はシャンソンを聞くというより、オペラに近い感じでした。

平和と絆、愛と母、いろんなテーマをもりこんだミュージカルです。ぜひ、名古屋港においでください。

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